2025年6月29日
公園駐車場利用不可、駅周辺駐車場の不足、市電も満員、駅から徒歩1.8㎞!
この動画では、豊橋市が計画する新アリーナの「アクセス問題」に焦点をあてています。
豊橋市は、アリーナを豊橋公園に建設する方針を固めた一方で、交通・アクセスの課題を十分に解決しないまま契約を進めました。事業は今後60年以上、目標耐用年数では80年使用が見込まれていますが、この長期間にわたり市民や来場者に大きな負担がかかると指摘しています。
具体的な問題は8つあります。
- 新アリーナ来場者には公園内の有料駐車場を使わせず、駅周辺の駐車場から徒歩でアクセスさせる方針です。
- これにより観客は必ず「まちなか」を経由させられるため、買い物需要を期待する一方、利便性が損なわれます。
- 豊橋駅からアリーナまで約1.8kmあり、高齢者や子ども、体の不自由な人にとって大きな負担です。
- 平日夜の興行では、市電に観客が集中し、通勤・通学利用者の混雑を招きます。
- 観客を送迎する車や駅周辺の駐車場に向かう車で、国道一号線など中心市街地が大渋滞します。
- シャトルバスも渋滞に巻き込まれるため実効性が低いと予想されています。
- そもそも駅周辺の有料駐車場の台数が不足しており、来場者を十分に収容できません。
- 自民党市議が示唆する「沖野地区に駐車場を整備する案」では、通学路に車が集中し、子どもの安全を脅かす恐れがあります。
このように、利便性の低さだけでなく、地域住民の生活や子どもの安全にも深刻な影響を及ぼすリスクが指摘されています。
また、アクセス問題は「解決策が未定のまま工事を進めるのは無責任だ」という批判が根強く、市民の不安が払拭されないままです。アリーナ建設を強行する背景には、まちづくりの活性化や経済波及効果を強調する一方で、実際の利用者や住民への負担を軽視しているのではないか、という疑念も広がっています。
動画では、2025年7月の参院選と同日に行われる住民投票で、市民が自由な意思で判断し投票することを呼びかけています。条例でも「住民投票は市民の自由な意思に基づく」と明記されており、職場などで賛否を強要されることなく、長期的視点から慎重に選択すべきだと強調しています。
参考資料として、市の公式計画や中日新聞など多様な一次情報が示されており、視聴者に「鵜呑みにせず自分の目で確かめてほしい」と訴えています。動画は「将来の世代に負担を先送りしないためにも、市民一人ひとりが声をあげることが大事だ」と締めくくっています。